相生市予算案、SDGs推進 食べ残し持ち帰りへ飲食店に紙製容器設置、フードバンク事業も 2地区で乗合タクシー
相生市予算案は、SDGs(持続可能な開発目標)を意識したユニークな施策を展開する。食べ残した食品を持ち帰れるよう、小型の紙製ボックス計1万個を市内の飲食店などに設置し、食品ロス防止の啓発と焼却による二酸化炭素排出削減を狙う。
子ども食堂や社会福祉協議会、困窮世帯などに食品を配る「フードバンク事業」も始める。市役所内に、個人や店舗などから提供された食品用の冷蔵貯蔵施設を整備する。
路線バスの本数が少なく、買い物や病院など外出しにくい交通弱者への支援として、2地区で地域乗り合いタクシーを各1台運行。市が車をリースして有償ボランティアを募り、複数路線の送迎を定時・定路線で行う。